多趣味な男のブログ

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大団円を迎えたコードギアス【グラブル コラボver】

 コードギアスには3つの世界線がある。

 1つはTVアニメ版。いわゆる正史である。

 1つは劇場アニメ版。

 そして最後の1つはグラブルコラボ版である。

 

 Cygamesが送るスマートフォン向けゲーム「グランブルーファンタジー(以下グラブル)」で「コードギアス」とのコラボが展開されました。

今回はそのコラボに関して書きます。

※例の如くコードギアス本編に関するネタバレを含みますので、コードギアスをゼロから楽しみたい方はご注意ください。

 

 

コードギアスのif世界線として成立したコラボイベント

 たかがアプリゲームのコラボイベントだからと侮ってはいけません。今回のイベントシナリオは版元のサンライズが全面監修しています。グラブル側の考えた二次創作ではなく、公式によって紡がれる物語なのです。公式による物語と組み合わされるグラブルの超画力。よし、神コラボの条件は全てクリアされた!

 

 サイゲの今回のイベントへの気合の入りようがゲーム内に散見されます。一目で分かるのがコラボキャラのイラスト。

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 素晴らしいイラストたちです。特にスザクのイラストがお気に入り。

 

 これらのコラボキャラがコラボイベントをプレイするだけで無料で手に入ります。グラブルは、コラボキャラを有料ガチャで実装するということはしません。これはいい戦略ですよね。コラボ元のファンにコラボキャラを無償で配布することで、課金というハードルを課さずにグラブル自体に取り込もうとする。鮮やかです。

 おまけにキャラがかなりの高性能。初心者なら主力として運用できるし、上級者も使おうと思えば使える性能。これまたいいバランスです。

 

 しかし、これほど素晴らしいイラストもコラボイベントのシナリオを読むとおまけに思えてしまいます。

 

望み続けた幸せな世界

 TVアニメ版コードギアスは何度も繰り返して見るほど好きな物語です。ですが、何度見ても胸が苦しくなります。どうあがいても避けられない悲しき運命。ルルーシュ達が幸せに生きていける世界はないのか。

 そうしたギアス視聴勢の願いを叶えるかのような物語が、今回のコラボイベントで展開されました。

 

ルルーシュとスザクの和解

 アニメ本編では、ルルーシュとスザクが完全な和解に至ることはあり得ませんでした。R2の終盤で手を組みますが、それは完全な和解ではありません。ユフィの死という、変えられない事実が2人の関係を決定的なものにしているのです。

 しかし、コラボ版の世界で2人は和解を成し遂げます。

 

 コラボシナリオは、コードギアス1期の20話「キュウシュウ戦役」後から派生した物語として描かれています。

 この時点での2人の関係性は、ルルーシュはスザクがランスロットパイロットだということを知っている。しかし、スザクはゼロの正体がルルーシュであると疑念は抱いているものの確証は持てていない、といった状況にあります。本編では、そこから「血染めのユフィ」へと繋がることになってしまいました。コラボ版ではそうなる前に異世界飛ばされたので、まだ2人の仲は壊れていません。

 そして起こるナナリーの危機。ナナリーを救出するため、ルルーシュは自分がゼロであるということをスザクに赤裸々に打ち明け、スザクの協力を得ます。

 ここで重要なのは、ルルーシュが自分の意思でスザクに真実を打ち明けたということです。本編でスザクがゼロの正体を知ったのは全てが起こった後のことでした。しかし、今回は全てが過去となる前に自らスザクに打ち明けます。

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 ここがターニングポイントでした。

 ルルーシュの真意を知ったスザクは手を結ぶことを承諾します。これまでにも2人の共闘は何度かありました。しかし、それは全て形だけのハリボテでした。ですが、今回の共闘は互いの思いを知った上での共闘となります。

 

 そして、2人は話し合います。2人が進むべき道について。本編では2人が対等の関係で話し合うことは叶いませんでした。それが成されたのです。うれしい、うれしい…… 

 R2の17話で、スザクがルルーシュの頭を踏みつけて土を味わわせていたのが嘘みたいだ……

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 こうして2人の完全とも言える和解が成立したのです。ルルーシュとスザク、ふたりなら出来ないことはない。そうだよな!

 

 驚くことに、ルルーシュ達は元の世界に帰りませんでした。いつものコラボイベントならみんな元の世界に帰って行くのに。

 だが、それでいい。ルリア達と一緒にピザを作りながら幸せな世界を堪能してくれ。

 元の世界には黒の騎士団や生徒会メンバーなどがルルーシュ達の帰りを待っているかも知れませんがそんなことはどうでもいいのです。この世界戦ならユフィが行政特区日本を成功させるかもしれないし、シャーリーも普通の生活を送っていけるのです。これがシャーリーにとっても一番良いんだ。劇場版でのシャーリーの扱い、忘れてないからな……

 

 細かいポイントですがスザクの紹介文に注目すべき箇所があったので載せます。

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「黒の騎士団やそれを従えるゼロと対立していた」

 「対立してい”た”」過去形なんです。つまりはそういうことです。

 

 他にも今回の敵役であるデルフィナの背景がロロとほぼ同じであるなど、原作ファンなら気が付くことが多々あります。ルリアノートにシナリオ本文では語られなかった設定が細かく書かれているので必見です。

 

 おわりに

 イベントのサブタイトル「蒼穹に散るゼロ」

 最初は偽ゼロが破れる事を表しているのかと思いましたが、そうではないかもしれません。グラブルという蒼穹に来ることで、ルルーシュがゼロとして仮面を被る必要がなくなった事を表してるのかもしれません。深読みのしすぎかも知れませんが。

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 今回のイベントの素晴らしさは、偉大なTVアニメ版があってこそです。もしコードギアスをまだ見たことがない人がいたら、是非TVアニメ版を見てください。見たことがある方は身内の騎空士に見るように言ってやってください。古戦場のお供として見るのもいいでしょう。

 コードギアス再放送しないかな。週に1話ずつ見る楽しさを味わいたい。