ホラー無理男の映画「来る」鑑賞
ホラーが苦手です。
どれくらい苦手かと言うと、VRバイオ7で物語の舞台である家に入ることが出来ずに断念したり、今は無き花屋敷のお化け屋敷でまともに周りを見ることが出来なくなったりする程度です。実家がやたら和風で古めかしい日本人形があったりするからかもしれませんが、昔からホラーが苦手でした。毎年夏になるとテレビで放送される「本当にあった怖い話」を憎んでいる人間です。
当然、今までホラー映画を見たことはありません。 それでも物語としてのホラーには興味があって、なんだかんだ気になってはいるのです。最近ではなんとかリメイク版ITを見ました。それが二十数年生きてきた人生初のホラー映画でした。怖かったです。
そんな私が、つい最近Twitterを見ていて目にした「来る」というホラー映画を見ました。AmazonPrimeVideoに追加されたことで話題になったようです。
Twitterでは何やら『霊能力者アベンジャーズ』、『かっこいい柴田理恵演じる除霊師』などホラー映画を見て出てくるものとは思えない言葉の数々が出てくる。アベンジャーズが好きな自分として「霊能力者アベンジャーズ」なんてパワーワードを聞いたら見ないわけにはいかないじゃないですか。というわけで見ました。
本当にアベンジャーズアッセンブルしてました。
でもアベンジャーズ風な異能力バトルが見れるのは後半30分だけで、前半から中盤に掛けてはホラーしてました。Twitterではぜんぜん怖くないとか言っている人がいたけど、中盤はそれなりに怖いです。
正直言うと、前半から一時間ほどは新婚夫婦を主軸とした話が続いて退屈でした。だってTwitterで見た柴田理恵やグラサンをした凄腕能力者が出ないまま、意識高い系自称イクメン男子の話が続いて画が地味なんですよ。
けれどそれを乗り越えてからのアベンジャーズな後半戦は、見ているだけで自然と楽しくなってきます。片腕をもがれて隻腕隻眼となった柴田理恵がイクメン男の手にナイフを突き刺したり、マンションの真ん前に全国から招集された霊能力者たちが血を吐きながら儀式を行ったり、異世界の化け物と交信したりもうやりたい放題です。何がなんだか分かりませんがなんだか凄いということだけは伝わってきます。
最後までしっかり見ても、結局イクメン男を襲った「ぼぎわん」なるモノは一体何なのかはよく分からないし謎は多いんですけど、それでも最後の30分はアクション映画を見ている感覚でワクワクしました。
見た感想としては面白かったんですけど、私が想像するホラーとは違っていて、これなら確かにホラーが苦手な人でもなんとか見る事ができるかなというモノでした。まあ、ホラー映画エアプ勢なので他のホラー映画がどうかは知りませんけど。
初ジャパニーズホラーがこれって、それで良かったのかな……
追記
ああ、やっぱり観終わってトイレに行くのが怖い。真っ暗な廊下を歩きたくない。これだからホラーは嫌なんだ。助けて柴田理恵。