TVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 を見て思ったこと
現在絶賛放送中のTVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」通称青ブタ、皆さん見ていますか。この記事を書いた時点で、第5話まで放送されています。
この作品は「さくら荘のペットな彼女」で有名な鴨志田一著の同名ライトノベルを原作とした作品で、現在シリーズ第9巻まで刊行されています。作品の簡単な説明はここまでにして、以下ではアニメを見た感想について書いていきます。
第1~3話を見て
正直に言うと、僕はイマイチだと感じました。
人によって好みはあると思いますが、3話を見終えた段階で僕はそう思いました。
何をしてイマイチだと感じたかというと、展開の早さです。4話以降を視聴された方はお分かりだと思いますが、この作品は話ごとにピックアップされるヒロインが変わっていく方式をとっています。1~3話は、メインヒロインである桜島麻衣を中心とした話でした。
1話を見た時点では「おっ、なかなか面白そうだな」と思いました。しかし続く2話3話を見て、僕の表情は曇りました。その原因は、展開の早さにありました。
3話を見たあと調べて分かったのですが、この作品は原作の1巻に当たる内容を3話に無理やり押し込んでいるようです。そんなことを知らない僕は「いやいや先輩落ちるの早すぎ、チョロインかよ」などと、部屋でひとりツッコンでいました。
話全体としては、SFチックな話で僕好みでした。でも、やはり展開の早さのせいなのか、最後の告白シーンもイマイチ心に響きませんでした。同じ90分でも、映画とかだったらもっと感動できたんだろうなと思います。せめて5話くらいの分量でやってればなあ。せっかくのいい話なのにもったいない。
原作を読んで
個人的評価はイマイチだと書きましたが、あくまでそれはアニメだけを見た感想です。それだけで作品全体がつまらないものと判断を下すのは非常に愚かな行為です。なので、原作を読んでみることにしました。
物語の展開速度をアニメと比較するなら、それに対応する1巻を読むべきなのですが、告白して物語がひと段落した話をどう続けていくか気になったため、僕は2巻を購入しました。
文章は読みやすく、2時間ほどで読み終えることができました。(読破時間は個人差があると思いますが、3時間もあれば大抵の人が読み終えることができると思います)
読了した後の感想としては、かなり満足のいく内容でした。
あまりの面白さに3、4巻と続けて購入してしまいました。これまでいろいろと文句を言っていた展開の早さも、原作では全く気になりませんでした。やっぱりアニメ版が急ぎ足すぎるんだなあって。
ストーリーも面白いのですがそれ以上に、登場するヒロインの可愛さと、主人公:咲太のエキセントリックな発言がクセになります。特に2巻のヒロインである古賀朋絵、この子がとってもかわいい。エキセントリックボーイ咲太とは、アニメでも描かれていましたが、尻を蹴り合った仲。お尻合いの関係にあります。
もちろんそのほかのヒロインも魅力的です。巻毎にヒロインが入れ替わっていき、メインヒロインである桜島先輩はどうなるんだと不安に思った方、ご心配なく。彼女は正妻の座を確かなものにしています。
結論:青ブタは面白い!
なんだかんだ書いてきましたが、面白いです。アニメ版は各ストーリーに割り振られた話数が少なくかなり急ぎ足ですが、それでも面白い作品ではあると思います。
アニメを見て面白いと感じた方は、原作も読んでみてください。もっと面白いですよ!
1~3話相当
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)
- 作者: 鴨志田一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/09/09
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