異常なイラスト力を持つ「シャニマス」
皆さんアイドルマスターという名前を知っていますか? オタクコンテンツに触れたことのある人なら知らない人はいないと言っていいほどの有名コンテンツですね。
今回はそのアイドルマスターの系譜に連なる最新作「アイドルマスターシャイニーカラーズ」について書いていきます。
【追記】 新ユニットの「浅倉透」についての考察記事を書きました
【さらに追記】
七草にちかの共通コミュについても書きました
アイドルマスターシャイニーカラーズとは
2018年4月24日にHTML5ブラウザゲームプラットフォーム『enza』のローンチタイトルとしてサービスが開始されました。
「スマホゲームが跋扈するこのご時世にウェブブラウザ専用とは」と、リリース当初は驚きました。とはいうものの、スマホがあればGoogleChromeなどのブラウジングソフトから普通にプレイできるので不都合はありませんでした。つい最近になって、ios/android向けにアプリ版もリリースされました。略称は「シャニマス」。
原点回帰のゲームシステム
近年のアイマスは「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」を筆頭にスマホゲーム市場に腰を据え、主にリズムゲームへと力を注いでいました。それが悪いとは言いませんが、古来からのアイマスファンはリズムゲームではなくアイドルの育成を行うシュミレーション型のゲームシステムを望んでいたようです。(古来からのアイマスオタクの友人談)
そこに彗星の如く現れたシャニマス。ゲームシステムは初代アイマス、アイマス2に似たシステムでした。おそらくそれが受けたのでしょう、これまでデレマスなどにはリリース当初は熱中していたもののすぐに飽きてしまっていたアイマスオタクの友人が、今作に関しては継続してハマっているのが証拠とも言えます。
どんなゲームシステムなのかというと
- レッスンなどでパラメーターを上げる
- オーディションでファン数を増やす
- トップアイドルを目指す
という、手順だけ見ればシンプルなものです。
しかし、一見シンプルに見えてもそこには戦略性があります。
オーディションに関わる能力は5つ。
- Vi(ビジュアル)
- Vo(ボーカル)
- Da(ダンス)
- メンタル
- SP(スキルポイント)
この5つのパラメーターをレッスンで増やしていくことになります。
オーディションには流行(トレンド)が存在していてVi、Vo、Daの3つの流行が1~3位の間で変動します。この順位が非常に重要で、流行順位が高いほどオーディションで有利になります。そのため、流行を読んで一つの能力を極めるのか、あるいは満遍なく能力を鍛えて万能型のアイドルを育成するのか、など人によってプレイスタイルが異なってくると思います。
慣れないうちは一つの能力に極振りして、後は流行の運に委ねるのが定石かと思います。慣れてくれば色々と工夫する楽しみがあるかもしれません。
そして忘れてはいけないのが、メンタルとSP。
メンタルが低いと審査員からの圧に耐え切れず途中棄権となってしまいます。なので、メンタルもある程度上げておく必要があります。
そして、SP。SPはスキルの獲得に使用するのですが、このスキルも非常に大切です。いくら各能力がカンストしていても、スキルを獲得していなければオーディションで勝ち上がることはできません。パッシブスキルや倍率の高いアピールスキルを獲得していくことでオーディションを有利に進めていきます。
この5つのパラメータをどのように育てていくのか、それが攻略の肝です。
このように、各種パラメータを鍛えていく昔ながらのシステムにすることで、古来からのファンには懐古心を、新規のファンにはある種の斬新さを与えることに成功しています。このようにして幅広い年齢層に受け入れらたのだと考えます。
ときドルもこっちの路線で勝負していればもしかしたかもしれない……
アイドルとの交流
初代アイマス、アイマス2などは複数存在するアイドルのうちの1人を選択してプロデュースを行うシステム上、その1人のアイドルとの交流が主軸に据えられて会話が展開されていました。
その一方で、「デレマス」「ミリオン」などスマホ向けに展開されたアイマスシリーズでは、登場キャラが多いため1対1の会話より、グループ間での会話が中心となっています。765プロ所属のアイドル数と比較すると何倍ものアイドル数となるので、現実的に仕方のない問題であります。それ以前のアイマスから入った方にとっては、キャラ数が増えたことで各アイドルとの関係性が以前と比較して広く浅いものとなってしまったことに、どこか物足りなさを感じていたのかもしれません。
しかし、シャニマスは昨今の流れに逆らい、あえてアイドルの数を絞ることで、アイドルとプロデューサーの密な関係性を構築しています。
シャニマスの登場アイドル数は19人。ミリマスの39人、デレマスの約200人と比較すると少ないことがわかります。
デレマスのアイドル数は異常ですね……
そしてアイドル一人一人との交流が素晴らしい!
ここでは僕の推しの「風野 灯織(かざの ひおり)」との交流のほんの一部を紹介します。
このコミュは「【淡雪の戯れ】風野 灯織」の限定コミュなんですが、本当に灯織がかわいい。いつもクールな灯織が見せる年相応の幼さが良いんです。
出会った当初、ダンスレッスンしている彼女に向かってプロデューサーが「努力家なんだな」と言うと「少し見ただけで分かるんですか?」と怪訝な表情で返してきた灯織。そんな彼女が見せる、降り積もった雪で無邪気にはしゃぐかわいらしい姿。心を開いてくれた証拠ですよ。
ものすごく心に来るものがあります。どんなに努力して鍛えても流行と上手く噛み合わなかったり、アピールで失敗してしまえばこれまでの努力は水疱に帰します。そして、その後にこれです。正直見るのがツラいです。アイドルと仲良くしているだけじゃあダメなんだ。
そして優勝後のこの会話。これまでの努力が報われます。なにより良いのは、灯織が私”たち”と言ってくれること。最高ですね。灯織、俺たちは最高のパートナーだ!!
優勝するまでがどんなに大変でもこの言葉で救われます。
灯織、俺たち成し遂げたよ。
でも実はまだ、この”上”があるんです。
上のコミュはW.I.N.G優勝時のコミュで、さらにその上に、Aランク優勝。通称True Endと呼ばれるものです。ですが、その条件がなかなかに厳しい。
要求される条件としては
- アイドルランクA以上(ファン人数 500,000人以上)
- W.I.N.G優勝
この二つだけなんですが、予想外に大変です。W.I.N.G優勝もままならないのに、それに加えてファン人数を稼がないといけない。やってみると分かりますが大変です。僕はまだ達成できていません。早く灯織のTrue Endが見たい……
魅力的なイラスト
シャニマスといったら魅力的なイラストと言っていいほど、イラストが素晴らしいです。本当に良いんですよね。言葉で語るより目で見てもらうのが一番てっとり早いので、各アイドルの個人的に好きなイラストを一枚ずつ紹介します。
あと二人最近追加されたアイドルがいますが、その二人はまだSR以上がないので載せていません。
どのイラストも魅力的ですよね。何度も言っていますがシャニマスは本当に絵が良いです。他のソシャゲと比べても群を抜いて良いと、僕は思います。
それだけじゃありません。シャニマスは動くんです。
ただでさえ良いイラストが動きます。何を言ってるか分かりませんか? それでは動画で見ましょう。
What the hell!! かぁーっ!ばりかわいか~
豊富な石供給
いくらキャライラストが良くても入手できないとなんだか物足りないですよね。イベントの配布SRやSSRもありますが、やはり基本はガチャで引くしかありません。
ガチャのSSR確率は5%。これは普通です。ですが、石の配布多いです。異常と言っていいほどに。
どれほど集まるのかというと、毎日のログインボーナス、一週間毎日デイリーミッションとウィークリーミッションをこなせば石が5300個手に入ります。ガチャの10連一回に石3000個。そうです、一週間プレイすれば必ず10連が一回引けるのです! 一ヶ月で60連分、すごいです。
ゲームシステム上、ガチャを引いてアイドルを集めないと攻略が厳しいという都合もあっての石供給量だと思いますがそれでも多いと思います。そのため、ある程度アイドルが揃ってきたら石を限定ガチャに備えて蓄えることが容易です。これは非常にありがたいです。
おわりに
シャニマスはサービス開始してからまだ1年ちょっとで新しいコンテンツです。ですが、既存のアイマスと同様に大きなコンテンツとなることは火を見るよりも明らかです。この機にシャニマスを初めて一緒にこの波に乗り、楽しみましょう。乗るしかない、このビッグウェーブに!