ゲームと読解力
※この記事はゲームは教育に悪いから止めろ、といったような内容ではありません
僕はアルバイトで塾講師として中学生を中心に学習の手助けをしているのですが、その中で思ったことがあります。
それは、「中学生の文章を読み解く力が不足している」 という事です。
今回はこのことについて、ゲームと関連づけて考えていきます。
※これは全国の中学生に統計を取ったわけでもないので当然のことながら科学的根拠は一切ない個人的見解です。そもそも、その読解力を身に付けるために塾に通っている、などのバイアスが存在していることにご注意下さい。
中学生の現状
繰り返しになりますが、最近の中学生の文章の読解力、並びに文章を書く力が落ちているように感じます。何をしてそう思うかというと、国語のテストの成績や数学の文章題、証明問題などからです。これらの出来具合から、僕はそう感じました。
そうなっている理由は、ひとえに文章を読む機会が少なくなったことにあると思います。
そして、そうなっている要因の1つとしてスマホの普及が大きいのではないかと僕は考えています。
スマホがもたらす、読解力への影響
中学生が学校の授業以外で文字を読む機会と言ったら、読書くらいしかないと思います。スマホはその時間を奪います。これは中学生のみでなく全ての層に当てはまると思います。
僕自身、以前は電車など暇な時間によく本を読んでいましたが、スマホの通信機能向上などに伴ってその時間は減っていきました。
今の中学生は、スマホ全盛期の今に思春期を迎えました。僕らでさえ本を読む機会が減少しているのですから、多感な中学生への影響は言わずもがなでしょう。
今の中学生は本を読む機会が少ない。これは間違いないでしょう。(中学生に限らず、社会全体にそのような傾向があると思います)
スマホで何をしているのか
スマホ利用者の大半は何をしているかというと、SNSやゲームです。中学生もこれは同じです。
SNSで触れる文字はどれもとりとめのない雑文ばかりです。これでは読解力が育まれることはないでしょう。
それでは、スマホゲームはどうでしょうか? 中学生の話を聞いていると、最近彼らが熱中しているゲームタイトルは「パズドラ」や「モンスト」、「ウイイレ」などのようです。
これらのゲームで読解力は育つでしょうか?これらのゲームは文字を読むのではなく、スマホならではのタッチ操作によるアクション性を売りとしているので当然です。
スマホゲームのほとんどは隙間時間でも手軽にプレイできるということが特徴となっているので、長めのテキストを読み進めるというのは基本的にはありえません。
つまり、スマホで読解力は育たないということです。むしろ、本を読む機会を奪っているという点を考慮すれば、マイナスの影響を持っていると言ってもいいやもしれません。
ゲームと読解力
スマホ(ゲーム)で読解力は育たない。それではほかのゲームはどうなのか?
僕は、家庭用ゲームは読解力を育む助けになると考えています。
家庭用ゲームは、対戦格闘ゲームやFPS等を除きストーリー性が強いものがほとんどです。(前の記事でも述べましたが、最近は格闘ゲームでもストーリー性が強いものもあります)
ストーリーがあるということは、必然的にそれをプレイヤーに伝える手段がゲーム内に存在することになります。
この手段として一般的に利用されるのが文字です。文字ほど、物語を伝えることに適した媒体はなかなかありません。
つまりは、家庭用ゲームをプレイする事が自然と文章を読むことに繋がるのです。
子供の頃、ゲームをプレイしていたことで自然と覚えた言葉や知識があるのではないでしょうか? それと同時に読解力も育まれていたのです。
これが、パズドラやモンストを中心にプレイする中学生には起こらないのです。
まとめ
スマホの勢力は現在小学生にまで拡大しています。もはや、小中学をスマホから切り離すことは不可能でしょう。
スマホが小中学生にとって良いか悪いかは、議論の紛糾するところです。僕が中学生の頃、スマホはまだ一般的ではなかったので、スマホがある中学生活は想像することしかできません。
ただ、中学時代にスマホがなくて良かったなと思うことはあります。もし、当時スマホがあったらスマホばかり弄って、勉強が疎かになったり、本を読まなかったり、家庭用ゲームをプレイしなかったりしていたかもしれません。
僕が今できることは、彼らに読書の大切さと勉強の重要性、そして物語性の高いゲームの素晴らしさを伝えることです。
愛を、感じてほしい『FF8』
今回は『FINAL FANTASY Ⅷ』(以下FF8)について書いていきます。
作品概要
ファイナルファンタジー、この名前は皆さん当然知っていますよね? ゲームに縁遠い方でも、聞いたことがない人は存在しないと言ってもいいほど有名なゲームタイトルの一つです。
そして今回取り上げるFF8は、FFシリーズナンバリングタイトルの第8作目です。
発売日は1999年2月11日。今から20年近く前の作品となっています。
FFシリーズは誰もが知る超有名タイトルですが、今の世代(大学生以下)では実際にプレイしたことがあるという人は意外に少ない気もします。プレイした事がある人でも7、10、13など比較的注目されることの多いタイトルだけという人が多いように思います。
何が言いたいかと言うと、「FF8をプレイした事がある人口は他シリーズと比べても、とりわけ低いような気がする」 ということです。
それは何故なのでしょうか?
不遇のFF8
FF8の既プレイ者が少ない理由としては、プレイする機会が少ないというのが一つ考えられると思います。
これはどういうことかというと、他シリーズと比べてFF8はプレイ可能な媒体が少ないのです。現在FF8がプレイ可能なゲームハードは、PS、PS3・PSP・PSvita(ゲームアーカイブス版)、PC(Windows版)の5つとなっています。
「5つも対応してれば多い方じゃん」
そう思った方、いませんか? いますよね?
甘いです。他シリーズは一部例外を除きほぼ全てがこの5つでプレイ可能です。それに加え、他シリーズはスマホ・PS4・任天堂ハードなどでプレイ可能となっています。
更に、それに追い討ちをかける出来事が起こります。
2018年9月14日の「Nintendo Direct」でFFシリーズがNintend Switchで発売される事が決定しました。その内容は、7・9・10・12・15がSwitchで発売されるというものでした。
発売されるタイトルをもう一度よく見てみましょう。
7・9・10・12・15
7と9の間、何か足りませんよね?
そうです、FF8は除け者にされたのです。
こんな事が許されますか? 許されませんよ。
どうして、どうしてFF8だけ……
どうやらFF8が不遇な扱いを受けているのには理由があるようです。その理由というのも、FF8のオリジナルソースコードが紛失しているという事が最大の理由のようです。(ソースコードというのは、ゲームのプログラムそのものと捉えていただいて構いません) 同じくFF7もソースコードが紛失しているようですが、こちらはリバースエンジニアリングという手法で膨大な費用と時間をかけてなんとか復元?に成功したようです。
↓の記事参照(英語です)
FF8は? リバースエンジニアリングしないの?
FF8好きとしては復元してほしい限りですが、費用対効果が低いと言われてしまったら経営学部生の僕としては、返す言葉もありません。
でも、
スクエニさん、これじゃあ愛を感じられませんよ……
(ブログタイトルにもなっている『愛を、感じてほしい』は、FF8のキャッチコピーです)
【追記】
今年のE3でFF8のHDリマスターの発売が発表されました! よかった、これでFF8を高画質でプレイできる。
リバースエンジニアリングしたんですかね? それともソースコードを紛失していたというのが嘘だった?
真相はわかりませんが、とにかく良かったです。
FF8の魅力
数あるFF作品の中で、僕が何故FF8を推すのか。FF8のアピールポイントを紹介していこうと思います。
人間味溢れるキャラクター
FF8の主人公たちは皆、Seedと呼ばれる傭兵を育成する学園に通う、思春期真っ最中の学生です。傭兵になるべく学校に通っているわけではありますが、やはり十代半ばの少年少女であることに変わりはありません。
そして、学生の大きな関心事と言ったら“恋”ではないでしょうか?
FF8の主要キャラクターは皆、誰かしら、何かしらに恋をしているのです。
主人公のスコールも恋をします。
見た感じクールで恋愛になど興味のなさそうな顔をしています。最初はその通り、周囲と全く関わろうとしません。まさに孤高の存在です。
ここでスコールの代名詞といっても過言ではない、彼のセリフを紹介。
「だったら壁にでも話してろよ」
これはストーリー序盤で、夜中に1つ年上の女性に呼び出されるというシチュエーションの中で、彼女に対して放った言葉です。このセリフに序盤のスコールの全てが現れていると言ってもいいでしょう。
自分に対して少なからず好意を寄せる女性に向けてこの態度。フラグをぶち壊し、更にはこの後の関係すらも断ってしまいかねない行為ですよ。
こんな彼が、物語の進展とともに精神的に成長していくのです。こうしたキャラクターの成長をプレイヤーが感じる事ができるというのが、FF8の魅力の1つであると思います。
謎が謎を呼ぶシナリオ
FF8最大の魅力は、考察しがいのあるストーリーにあると僕は思います。
FF8のストーリーの鍵は「愛」「魔女」「時間」の3つだと僕は考えていて、ディスク4枚にも及ぶストーリーの中でこの3つを主軸として話が動いていきます。
「愛」に関してはなんとなく想像できると思います。FF8のテーマが「愛」なのでこれは問題ないでしょう。
残りの「魔女」と「時間」に関してなのですが、これについて語ろうとするとかなりの分量を要します。それにこれに関しては、FF8のネタバレに繋がってしまうのでここでは触れないことにします。
このストーリーに関しては、ニコニコ動画で考察動画を上げています。見てもらえると嬉しいです。最近は更新をサボっていますが、ちょくちょく更新していくつもりです。動画を作るのって結構大変なんですよね。世に存在する動画投稿者ってすごい!
http://sp.nicovideo.jp/mylist/55101335
斬新な戦闘システム
FF8が賛否を呼ぶ原因でもあり、魅力の1つでもある戦闘システムです。
ご存知の方もいるかと思いますが、FF8は自分のレベル応じて相手のレベルが変化します。自分のレベルが高ければ高いほど相手のレベルも高くなり、その逆もまた然り。これが何を意味するかというと、他のRPGと違って「敵に勝てないから、レベルを上げよう」という攻略法が通用しない可能性があるということです。
FF8はよく「カードゲームが本編」など揶揄されます。
FF8にはカードゲームがミニゲームとして収録されているのですが、そこで手に入れる事ができるカードを消費することで強力な魔法を生み出す事ができるのです。その魔法を各種ステータスにジャンクション(装備)する事で、キャラクターの能力を高めることが出来ます。そして、ジャンクションする魔法が強いほど、ステータスも大きく上昇する仕組みになっています。
このことから導き出される攻略法は、「カードゲームで魔法を入手して低レベルのまま進める」という方法です。事実、これが一番楽で手っ取り早いです。
FF8を面白くないという人は、大抵がこの戦闘システムを理由にしています。確かに、主人公たちのレベルを上げることで敵も強化されるシステムは、僕も両手を上げて賛成できるわけではありません。
しかし見方を変えれば、そのシステムも良い面を備えていることが分かります。
ゲームを途中でやらなくなってしまう理由の1つとして、敵に勝てなくて先に進めないからというのが考えられます。皆さんも1度は経験があるのではないでしょうか?
それがFF8では起こりにくい。
理由はもうわかりますよね?
カードをやって強い魔法を手に入れればいいからです。
RPGは、強敵に苦戦しながらも地道にレベル上げたりして倒すのが醍醐味だと考える方には理解し難いかもしれません。そういった方は、カードをやらずにプレイすることをお勧めします。カードで魔法を稼がないと結構キツイです。
ですが一方で、戦闘はめんどくさいけどストーリーは進めたいと考える人も存在します。そんな人にとってFF8戦闘システムは有利に作用することでしょう。
戦闘システムは賛否両論だが、多様なニーズ応えることが出来ている。特にシナリオメインでゲームをプレイしたい人には有利に働く。
おわりに
僕のFF8への愛、感じてもらえましたか?
本当はもっと書きたいことはあるのですが、これ以上長くすると誰も読んでくれなくなってしまいそうなので、ここらで終わりにしようと思います。
この記事を読んで、興味を持った方は是非ご自分でプレイしてみてください。PSハードかPCがあればプレイ可能です。
自分でプレイするの面倒だと思う方は僕の動画で良ければ見て下さい。多分そのうち更新します。
↓僕の動画のpart1のURL
では!
MCU(マーベル映画)初心者に向けて
今回はマーベル映画シリーズ(MCU:Marvel Cinematic Universe)について書いていきます。以下、マーベル映画シリーズのことをMCUと表記します。
追記:エンドゲームを見て一部加筆修正を行いました。ネタバレは一切ありませんのでご安心ください。
まず、マーベルとは?
マーベルとは、アメコミ(アメリカンコミック)出版社のことです。そしてMCUはその漫画を元に作られた映画作品となっています。
アメコミをあまり知らない人がよく間違えてしまうのは、「バットマンやスーパーマンもアメコミだからMCUにいるんだよね?」 といったようなことです。バットマンなども、アメコミではありますがマーベルではなくDCです。別物です。アメコミオタクにそんなことを言うと、口早に語られてしまうので気をつけてください。
DCというのは、マーベルとは異なるアメコミ出版社ことで、通常アメコミと言ったらマーベル・DCの二つのことをさしているといっても過言ではありません。
要約するとMCUというのは、マーベルコミックを元にした映画作品群ということです。(ただし例外もあり、昔のスパイダーマン、アメイジングスパイダーマン、X-MEN、デッドプール、キングスマン、ヴェノムなどはマーベルコミック原作ではありますが、MCUには含まれていません。ややこしいですね)
MCUって何があるの?
MCUの定義はなんとなく分かってもらえたことと思います。それでは、実際にどの作品がMCUに当たるのかを列挙しようと思います。
MCU作品群(シリーズ毎に名称が異なる場合もありますが、ここでは番号で表記します。
- アイアンマン 1・2・3
- インクレディブル・ハルク
- マイティ・ソー 1・2・3
- キャプテン・アメリカ 1・2・3
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 1・2
- アントマン 1・2
- ドクター・ストレンジ
- スパイダーマン:ホームカミング
- ブラックパンサー
- キャプテンマーベル
- アベンジャーズ 1・2・3・4
現時点でこれだけあります。総作品数22と、かなり多いです。これらを全て見ようとするとかなり大変です。(おまけに時系列順に見ようとすると余計大変)
こんなにあるの!? そんな時間無いし無理無理!
そう思った方も多いと思います。社会人なんてまさにそうですよね。
けれど安心して下さい。話の流れをなんとなく把握するためなら、全てを見る必要はありません。そこでMCU制覇中の僕が、最新作に追いつくための最低限を紹介します。
MCUの必要最低限(個人の見解)
- キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(キャプテン・アメリカ2)
- アベンジャーズ/エイジオブウルトロン(アベンジャーズ2)
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(キャプテン・アメリカ3)
- マイティ・ソーバトルロイヤル(マイティ・ソー3)
- ブラックパンサー
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(アベンジャーズ3)
この6作品を順に見てもらえれば、ある程度の話の流れは理解できると思います。
しかし、あくまで必要最低限なので物語の細かな部分はフォローできません。突然知らないキャラが、さも当然のように話に入ってくることがあると思います。ですが、話の流れは掴めると思いますので、そこは妥協することになります。
これを見て細かい流れに興味が湧いたら、他の作品を見ていけばいいと思います。(MCUファンとしては全て見て欲しいというのが本音ですが )
今からMCUを見ようという人のために、公開順が分かりやすくまとめられた画像を載せておきます。
画像出典:twitter @taguchi_saan (この方が画像の作成者? すみません、正確かどうかわかりません)
この画像の番号が公開順となっています。ただ作品内の時系列とは異なることものもあるので注意。ですが、公開順に見れば問題ありません。
時間があり、興味のある方は、最初から追ってみてはいかがでしょうか?
おわりに
今回はMCU初心者の方に向けて簡潔にまとめたつもりです。いつもより分量もまとまって読みやすいかと思います。(そう願っています)
MCUを、その集大成であるエンドゲームを最大限に楽しむには全てを見るのが一番ですが、まずはその一部に触れてみて下さい。沢山の人がハマる理由が、きっと分かるはずです。いっそのことエンドゲームを見てから、以前の作品を見て、そしてもう一度エンドゲームを見るというのも面白いかもしれません。初めてだからこそできる経験ですね。
MCUの予習・復習にはディズニーデラックスがオススメです。アントマン2やスパイダーマンなど3作品ほどはまだラインナップにありませんが、ほぼ全てそろっています。
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ときドルはなぜサービス終了してしまったのか
タイトルの通り、今回は「ときめきアイドル」(通称ときドル)がなぜサービス終了(失敗)してしまったのかについて考えていこうと思います。
企業が事業撤退する理由はシンプルです。見込んだ利益を上げることが出来ないからです。これは誰でも分かることですね。ときドルはサービス開始から一年足らずで撤退しているので、その判断は迅速です。
大切なのは、なぜそうなったのかという原因です。その原因について考えていきます。
そもそも「ときドル」ってなんだ?という方は、以前僕が書いた記事を読んで頂ければどんなものか分かると思います。
ときドルは今年(2020年)に1stライブも開催予定です!
ときドルの集金システム
ときドルはよくある基本無料の課金制の集金システムでした。(現在もサービスは継続していますが、課金アイテムの販売は終了しているので過去形で書いていきます)
基本無料の課金制ということは、ダウンロード時点では売上が発生せず、ユーザーの課金があって初めて売上が生じるということです。
つまり、サービス開始後いかに魅力的なコンテンツを提供してユーザーに課金を促せるか、が重要となってきます。
ときドルのキャラ絵
スマホゲームにおける課金を促すための魅力とは、基本的にはガチャ産のキャラクターを指します。このガチャキャラが課金をしたいと思わせるほど魅力的かどうか、が売上に大きく関わってきます。ときドルもこの例に漏れません。
それではまず、ときドルのガチャ産キャラを見てみましょう。
どうでしょうか、“普通に”可愛いですよね。問題なのは、ユーザーがこれらを課金に値すると判断するかどうか。
ユーザーが課金をする時、それは当然ながらそのキャラが欲しいと思った時です。そして、何がユーザーにそう思わせるのか。僕は、キャラ絵がそうだと思います。
パズドラやグラブルなどの強さが最重要視されるゲームでは違ってくるかもしれません。ですが、ときドルのようなキャラクター性の強いゲームでは、キャラのイラストが鍵になると考えています。視覚からの情報って強いんです。
それを踏まえてもう一度上の画像を見てください。
ときドルでは、イラストではなく3Dモデルがそのままキャラ絵となっています。これがサービス終了に関わる大きなポイントの一つだと、僕は考えています。
3Dモデルのクオリティは高く、それ自体に問題はありません。ですが、それを見て課金をしようと思わせられるのか?
勿論、3Dモデルを見て課金をする人もいるでしょう。ですが、多くの人はイラストを見て判断する傾向にあります。 少なくとも僕はイラスト派です。
ここは議論が多いことと思いますが、個人的にはイラストを別途用意した方が良かったのではと思います。(その分費用はかさみますが、それ以上の課金を見込める可能性があると考えます)
ときドルの宣伝広告
この記事を書こうと思った理由は、ときドルの宣伝広告に関して思うことがあったというのが大きいです。
みなさん、「ときめきアイドル」という存在をいつ、どのように知りましたか?
twitterでざっと見た感じだと、サービス終了告知時にトレンドに入っているのを見て「こんなゲームあったんだ」というような感じで知ったという方が多いように感じました。
以前の記事でときドルの魅力について語った通り、ゲームとしての完成度は申し分ないんです。
過去記事:アイドルにときめけ! 「ときめきアイドル」 ときドルは永遠に…
ですが、どんなに良い作品でもその存在を知られていなければ評価されることはありません。
この認知度に関わってくるのが宣伝広告です。
宣伝広告といっても色々種類はありますが、どの形態でも目的は、存在を認知させてその商品を購入してもらうことです。ときドルが終了することになった最大の原因は、広告にあったのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、ときドルの存在をどのように知りましたか?
僕は、声優の和久井優さんが出演しているという情報からときドルを知りました。それまでは存在すら知りませんでした。ですが、ときドルの場合、僕のように出演声優を通じて存在を知ったという方は少ないと思います。
大変失礼な物言いになることを重々承知で言いますが、ときドルに出演されている声優は新人の方ばかりです。新人ということは声優自体のファンが少ないということで、声優経由でときドルに辿り着く人は多くないと思います。
一方、ときドルと同じように新人声優の方を多く起用しながらも成功をおさめている「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」(以下デレステ)というゲームがあります。
ときドルとデレステの違いは何か、それはブランド力です。
デレステは、『アイドルマスター』という長年培ってきたブランド力のおかげで、最初からある一定数の固定ファンが存在しています。そのため、声優経由によるユーザー獲得を狙わなくても、十分にユーザー数を確保することができます。(ここで論じているのはあくまでマーケティング上での声優の持つ力であって、声優の演技力の話ではありません。新人声優もプロであることに変わりはありません)
ときドルはそうもいきません。ときめきシリーズというブランドを持ってはいますが、近年そのブランド力は落ちています。ときドル以前の関連作品が2009年の「ときめきメモリアル4」で止まっているので当然です。
おそらくですが、今の大学生以下の層はときめきメモリアルをプレイしたことはおろか、名前すら知らない可能性があります。それほどまでにブランド力は落ちてしまっているのです。大学生より上の層で有名だとしても、若者にプレイしてもらえなければ未来はありません。
そのため、ときドルはほぼ1からユーザーを獲得していく必要があります。となると、様々なメディアに広告を載せて地道にユーザーを集めるいくほかなりません。
しかし、現状はどうでしょうか。先に述べた通り、大学生以下の層におけるときドルの認知率は低いです。多くの人がその存在を知りません。僕自身、和久井優さんを通さなければ大多数の人と同じく、サービス終了告知時に初めて知ることとなっていたでしょう。
そもそも、ときドルの広告は十分に行われていたのでしょうか? 僕の記憶の限りでは、ときドルの広告を目にした覚えがありません。
ときドルは十分に人の目に晒されることなく舞台から去ろうとしているのです……
twitter広告などよく目につく興味のない作品の広告は、得てして邪魔だとしか思いません。ですが、存在を知らしめるという点では意味があるのです。
サブリミナル効果というのでしょうか。それとは少し違うかもしれませんが、何度も目にすることで無意識のうちにその存在を認知しています。それが必ずしもユーザー獲得に繋がるとは限りませんが、まずは知ってもらえなければ評価すらしてもらえません。
ときドルはそこで失敗してしまったのです。
それ以外にスマホ向けゲームの環境に問題があったかもしれません。
スマホ向けリズムゲームは数多く、激戦区です。そうした流れに乗ろうとしたのか定かではありませんが、ときドルの根幹的ゲームシステムをリズムゲームにしたことは失敗だったのかもしれません。ときめきメモリアルの系譜に位置するのですから、ギャルゲー的要素をもっと多くしたリズムゲームにすれば差別化できたかもしれません。
不明瞭なターゲット層
経営において「セグメント化」と「ターゲティング」というものがあります。
セグメント化とは、市場のユーザーをいくつかのグループに細分化すること。ターゲティングとは、セグメント化したグループのどの層を顧客とするか決めることをいいます。
ときドルがどの層を狙っているのか分からないのです。
新人声優の起用や、流行のリズムゲームやアイドルなどの要素を取り入れている面からは若者を取り込もうとしている様に見えます。しかし、ゲーム内の各所にちりばめられているネタは、現代の若者が拾いきれるものではありません。コナミコマンドやらグラディウスやらツインビーやら悪魔城ドラキュラやら……
これらのネタは今の若者には刺さりません。刺さるのは彼らのお父さん世代でしょうに。若者を取り込みたいのか、お父さん世代を取り込みたいのか分かりません。
若者向けにしてはマニアックで古いネタだし、お父さん世代向けならリズムゲームはあまり受けないのではないでしょうか。どっちつかずが一番まずいです。
ときめきアイドル改善案
これが僕の考える最強のときドルです!
おわりに
色々と書いてきましたが、広告の大切さに関してはKONAMIが理解していないはずがありません。それでいてこの結果ということは、KONAMIがときドルに対して予算をあまり出さなかったということかもしれません。当たればよし、外れたらしょうがなしという考えなのでしょうか。
真意は分かりませんが、最後に一言。
ときドル forever
追記:アカデミック版の記事を書きました
ときドルの魅力を視覚でも感じて貰えるよう、紹介する動画を作りました。
【ときドル】ときめきアイドルの魅力を紹介するよ【ゆっくり】 - ニコニコ動画
10周年おめでとう! BLAZBLUE !
先日(2018年11月20日)にシリーズ10周年を迎えた「BLAZBLUE(ブレイブルー)」という作品について、未プレイの方向けに書いていこうと思います。
なかなか長い記事になってしまったので、最初に言いたいことを書いておきます。
ブレイブルーは魅力的なキャラを動かすだけで、上手くなくても楽しい! ストーリーも面白いのでそれだけを見るという楽しみ方もある!
BLAZBLUE とは?
BLAZBLUE(以下ブレイブルー)は、アークシステムワークスの2D対戦型格闘ゲームシリーズで、記念すべき第1作目「ブレイブルーカラミティトリガー(BBCT)」がアーケードゲームとして2008年11月20日に稼働を開始しました。
そして現在は、ゲームだけではなくアニメや小説など様々なメディアで展開されています。
BBCFのプロモーション映像↓
ゲームシステムについて
ブレイブルーはいわゆる2D格ゲーに分類されます。簡単にいうとストリートファイターなどの、1対1で横長の画面上のキャラクターを動かして戦うゲームのことです。
2D格ゲーといっても、大枠は上に書いたものですが、細かなシステムがそのゲームによって異なります。この部分については説明を省きます。
格ゲーをやったことがない方の中には、「格ゲーって難しそう……」となかなか手を出せずにいる人も多いと思います。コマンド操作が難しかったり、そのコマンドを覚えられないだとか、コンボが難しいだとか……
様々な理由が、格ゲー人口の増加を妨げているのが現状です。(最近の格ゲーではそこを考慮して初心者をサポートするシステムが多数実装されています)
もちろん、格ゲーが簡単だとは言いません。コマンドを簡単に入力できるようになるまでは時間がかかるし、コンボを覚えるのにも練習が必要です。動画で見るような戦いをできるまでにはかなりの時間がかかることでしょう。
ですが、僕たちライトユーザーがそのレベルに至る必要があるのでしょうか?
サッカーやテニスのスポーツ思い浮かべてください。皆さん、これまでに部活やクラブ、友人との遊びで何かしらのスポーツやったことがありますよね? その時、プロのスポーツ選手と同じようなプレイができるようになろうとは思わなかったですよね? (目標や参考にすることはあったと思います) 最初は、サッカーだったらドリブルやパス、テニスだったら素振りやボールにラケットを当てるといった、基礎的なことから地道に練習したはずです。
格ゲーも同じです。初めはコマンド練習やコンボ練習といった地道なことをやる必要があるのです。
すみません、ちょっと熱くなりすぎました。上で僕が述べたことは、格ゲーが上手くなるためにはといった話ですね。初心者の方に向けた話ではありません。
偉そうなことを書きましたが、僕の腕前はせいぜい中級者程度です。大して上手いわけではありません。それなのになぜ、ブレイブルーをやっているのか?
それは単純です。面白いからです。
テニスやサッカーだって面白くなければやりませんよね?
ブレイブルーの何が面白いのか、と聞かれたら僕はキャラクター性にあると思います。
ブレイブルーのキャラクター性
ブレイブルーの操作可能キャラクターは現時点で36人です。多いですね。他の格ゲーと比べても多い方だと思います。そのキャラ一人一人にしっかりとしたバックボーンが存在しています。全てのキャラについて書くのは大変なので、僕が好きなキャラを何人か選んで簡単に紹介します。
まずは、アズラエル
どうですか、見た目だけでどんなキャラなのかなんとなく想像がつくのではないでしょうか。皆さんの想像通り、ゴリゴリの戦闘狂です。強うそうな奴を見つけては戦いを挑む狂人です。ゲームでのキャラ性能も、火力が高く暴力的な技が多いです。使っていて非常に気持ちが良いキャラ一人です。
次は、マイ=ナツメ
単純に可愛いです。衣装もけしからん。
だが、男だ。
最後は、黒鉄ナオト
格好いいです。僕のメイン使用キャラでもあります。このキャラも動かしていて非常に楽しいんです。コンボはブレイブルーの中でもかなり難しい部類で、今でもコンボをミスることが多いのですが楽しいです。また、声も好きなんです。島崎信長さんが声を担当されているんですが、カッコいい。これにつきますね。
この他にも沢山魅力的なキャラがいます。というか全員魅力的です。ほかにどんなキャラがいるのか気になった方は公式サイトを覗いてみてください。きっと気にいるキャラがいるはずです。
公式サイト http://www.blazblue.jp/cf/ac/character/
格ゲーをプレイする上で一番大切なのは「勝つことよりも、プレイしていて楽しいか」だと僕は思います。好きなキャラを自分が動かしている、それだけでもう楽しいです。もちろん勝つとさらに嬉しいですが。
ブレイブルーのストーリー
ブレイブルーは格ゲーですが、ストーリーモードがあります。(最近の格ゲーでは無い方が珍しいですが。)
そのストーリーモードのクオリティが高い!
これがブレイブルーの人気の要因だと思います。とにかくストーリーが面白いんです。その証拠というのは変ですが、小説やアニメ化されています。
固有名詞が沢山出てきたり、登場キャラも多く簡単な話ではありませんがその分内容も濃くなっています。作品全体として厨二臭さはありますが、それが好きな方はかなりハマると思います。ここで一つ代表的な厨二セリフを紹介します。
「第666拘束機関解放、次元干渉虚数方陣展開!見せてやるよ、『蒼』の力を!蒼の魔道書(ブレイブルー)、起動!」(主人公ラグナのセリフ)
どうですか? 極まってますね。このセリフ、ブレイブルーをある程度やったことがある人なら全員暗唱できます。あなたもいっしょに叫んでみませんか?
出演声優によるラジオ「ぶるらじ」
ニコニコ動画にて、杉田智和さん、近藤佳奈子さん、今井麻美さんがメインパーソナリティを務めるラジオ「ぶるらじ」が配信されています。このラジオは非常に人気で頻繁にニコニコ動画のランキング上位に入っているので、一度は目にしたことがある方も多いと思います。その人気のため、2009年から現在まで配信が続いています。今も不定期ではありますが更新されています。このラジオがきっかけでブレイブルーを始めたという人も多いはずです。
ラジオの内容としてはブレイブルーに関することがメインなのですが、ブレイブルーを知らなくても楽しめるものとなっています。もちろん知っていればより楽しめますが、とりあえずラジオだけ聞いてみるというのもありだと思います。トークもさることながら、スタッフによるイラストも人気を博していて、LINEスタンプになる程です。
ニコニコ動画「ぶるらじ」↓
http://sp.nicovideo.jp/mylist/12029416?sort=7
おわりに
まだまだ書きたいことはありますが、これ以上長くなるのも良くないと思うのでここらで幕引きとします。
結局この記事で何が言いたかったかというと、ブレイブルーは魅力的なキャラを動かすだけで上手くなくても楽しい! ストーリーも面白いのでそれだけを見るという楽しみかたもある!
ということです。
格ゲー部分を楽しむも良し。ストーリーだけ見て楽しむも良し。楽しみ方は人それぞれということです。
言い忘れていましたが、BGMも最高です。サウンドトラックも非常に評価が高くなっています。僕も買いました。
この記事を読んで興味を持った方は、是非自分でプレイしてみてください。その時は是非友人も誘ってみてください。同じ実力の相手と和気藹々と遊ぶのが一番楽しいと思いますので。
いっぱいシリーズ作品があってどれを買えばいいのか分からないという方は、「BLAZBLUE CENTRALFICTION(BBCF)」を購入していただければ問題ありません。一応シリーズ最新作は「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(BBTAG)」となっていますが、こちらはスピンオフという感じです。なのでBBCFの方がよりブレイブルーを楽しめると思います。PC、PS3、PS4で発売されていますので対応機種を持っていないよという方も少ないと思います。来年にはNintendSwitchでも発売が予定されています。
2018年11月22日現在、オータムセール中のsteam(PC版)でBBCFが995円で販売されています!買うなら今!(ただPS4版と比べてオンライン人口は少ないようなので注意。ストーリーモードはあります)
steamのBBCF購入ページ↓
https://store.steampowered.com/app/586140/BlazBlue_Centralfiction/
それでは皆さん、良いブレイブルーライフを!
アイドルにときめけ! 「ときめきアイドル」 ときドルは永遠に…
今回はKONAMIが配信しているスマートフォン向けタイトル「ときめきアイドル」(略称:ときドル)について語ろうと思います。
本アプリは2018年3月20日からIOS/Andoroid向けに配信されている音楽ゲームアプリ、要は音ゲーです。 ジャンルとしては「学園アイドルコミュニケーション」となっています。
それではまずタイトルに注目して見ましょう。
「ときめきアイドル」
このタイトルを見て何か連想するものがありませんか?
タイトルに“ときめき”という単語が含まれています。KONAMIで“ときめき ”といえば?
そうです『ときめきメモリアル』です。この作品はときめきメモリアルシリーズの系譜に連なっているのです!
ときめきメモリアルを知らない? 名前は知っているが実際にプレイしてない? 問題なしです。あくまで“ときめき”という名を冠しているというだけで直接的な繋がりはありません。他シリーズを知らなくてもプレイに何ら支障はありません。
それではなぜ、ときめきシリーズに属しているのか? それは本アプリのゲーム性に理由があります。
ときドルのゲーム性
このゲームの基本的なゲーム部分は音ゲーです。この音ゲー部分に関しては、他の音ゲーと大差はありません。プレイ画面の背景で3Dキャラクターが動くというのも、今ではそれほど珍しいものではありません。ここだけを比べるのなら、『デレステ』『バンドリ』などの他の音ゲーに軍配が上がることでしょう。だからといって本アプリのクオリティが低いという訳ではありません。
【ときドルのゲーム画面】
ときドルの神髄は、そこではないのです。
ときドルのジャンルを思い出してください。
「学園アイドルコミュニケーション」
どこにもリズムゲームといった言葉は書かれていません。つまり、このアプリの本質はそこには無いのです。
ときドルの本質は一体何なのか?
それは「アイドルとのコミュニケーション」です。
「アイドルとのコミュニケーションなら、ほかのアプリでもあるよ」そう思う方もいると思います。この作品はレベルが違います。
ほかのアプリでのコミュニケーションといっても、それはアイドルとプロデューサーといった枠を超えるものではありません。この作品はそれを超えます。
ときドルでのプレイヤーの立場はプロデューサーです。これは他のアプリと変わりません。ときドルには登場キャラが総勢15人いて、それぞれに「友好度レベル」というものが設定されています。この友好度レベルは、ライブを行った後に「コミュ」というキャラ別のイベントが発生する事で上昇していきます。
そして、このコミュが違いを生んでいるのです。プレイヤーはプロデューサーという立場でありながら、アイドルと一緒に下校したり、アイドルの呼び方を変えたりすることができるのです。(デフォルトは、名前に『さん』づけですが、呼び方を変更すると、以後全て、その呼び方に変更されます)
選択肢によってはアイドルにチョップをかますこともできます。アイドルにチョップができるゲームが他にありますか? ありませんよね?
それができるんです。そう、ときドルならね。
僕もまだ始めたばかりでコミュを全て見たわけではないので、この先がどうなっているのかは分かりません。この先が楽しみです 。
便利なオートプレイ機能
肝心のコミュを見るためには、ライブを数回行わなければなりません。どんなに好きなゲームでも、同じことを繰り返すのって面倒くさいですよね? ときドルはその問題を解決しています。
ときドルには「おまかせライブ」という機能が実装されています。この機能は、一度プレイした楽曲を自動的でクリアしてくれるというものです。
自動プレイの精度は、以前の自分のプレイの結果が反映されます。なので、自プレイでフルコンボを達成すれば、おまかせライブでもフルコンボを決めてくれます。また、おまかせライブのクリア報酬が減るといったデメリットは存在していません。この機能を使えば、周回プレイも楽々ですね。
そして忘れてはいけないのは楽曲の良さ。ただ周回するだけでも大変なのに、それに増して、対して好きでもない曲を繰り返し聞くのは地獄ですよね。
安心してください、ときドルは曲も良いんです。好みは人それぞれだと思いますが、曲数もそれなりにあるので好みの曲が数曲は見つかることでしょう。また、アプリ配信から一年も経っていないのにすでにアルバムが発売されています。お気に入りの曲を見つけたら、是非アルバムを購入してみてください。僕は買いました。
「ハルイチバン」
「しゃかりきリレーション」
Youtubeで全ての楽曲が視聴できるので是非聞いてみてください。再生回数が少なくて悲しいよ。
圧巻のメロディアスライブ
ときドルにはコミュに加えてもう一つ特徴的なシステムがあります。
それが「メロディアスライブ」です。
メロディアスライブはライブを行っていくと専用のゲージが溜まっていき、一定量ゲージが溜まると行うことができます。このライブは通常のものとは異なり、15人のアイドル全員で行うライブです。総勢15人が同じステージでライブを行うというのは、他のゲームでは見たことがありません。圧巻です。またメロディアスライブでは、センターアイドルをライブ前に選択します。選ばれたアイドルが歌唱を担当し、ライブ終了後には大量の友好度ポイントが貰えます。お気に入りのアイドルをセンターにすることで友好度レベル上昇が狙えるようになっています。
ここで悲しいお知らせです
「ときめきアイドル」のサービス終了が本日(記事執筆日2018年11月15日)公式より発表されました……
2019年1月15日で運営が終了するようです……
しかし、オンラインサービスは終了するものの、リズムゲームやコミュを行うことができるオフライン版が配信されるようです。前述したコミュを楽しむことはできるんですね……
これ以上書くことが無くなってしまったのでここで終わろうかと思います。ときドルを布教しようと記事を書いている最中に、終わりを告げられるなんて……ときドル、俺悲しいよ……
ですが、サービス終了までまだ2ヶ月はあります。
この記事を読んでときドルに興味を持ってくださった方は、是非アプリをダウンロードしてプレイしてみませんか? 皆様の応援が何か違う形でときドルの未来に繋がるかもしれません。みんなでアプリ「ときドル」の最期を見届けましょう。
ときドル forever
TVアニメ「BANANA FISH」
今年の7月から放送中のTVアニメ「BANANA FISH」について書いていこうと思います。今回はネタバレにならないように書いていくので、未視聴の方は安心してください。
それでは最初に、どんな作品なのか見ていきましょう。
作品概要
この作品は、吉田秋生による同名漫画作品を原作としたTVアニメで、漫画は「別冊少女コミック」にて1985年~1994年の間連載されていました。
30年以上前の作品なんですね。そのためところどころ現代風にアレンジされているようです。(原作は未読なので僕にはどこが変更されているのか分かりませんが、見ていて変に感じるようなことはないので気にしなくて大丈夫だと思います)また、一応少女漫画に分類されるみたいです。ですが、少女漫画だからといってそれだけで嫌厭しないでください。ドラマ化されて国民的人気を博した「のだめカンタービレ」だって元は少女漫画ですよ。それでも少女漫画が原作の作品はちょっとっていう人は、黙って1話を見てください。
ストーリーはどんな感じかというと、「『バナナフィッシュ』とそれに関わる人々の織りなす物語」です。これだけ見ても何にも分からないですよね? 僕も分かりません。
詳しく説明しようとするとネタバレになってしまうし、話も単純ではないので簡単には表現できないんですよね。なので、とりあえずアニメ第1話のあらすじを見てみたいと思います。
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ・リンクスは、17歳にしてストリート・ギャングをまとめ上げていた。
ある夜、アッシュは自身の手下によって銃撃された男からある住所とともに「バナナフィッシュ」という言葉を伝えられる。
それは廃人同然の兄・グリフィンがしばしば口にする言葉だった。
時を同じくして、カメラマンのアシスタントとしてやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。 (TVアニメ「BANANA FISH」公式サイトより)
なんとなくのイメージはつかめたでしょうか?
この作品の主人公はアッシュ・リンクス、通称アッシュ 。彼が「バナナフィッシュ」と呼ばれる謎の存在を知ることから物語が始まります。作品タイトルにもなっていることからわかる通り、物語において非常に大きな役割を担っている存在です。
「バナナフィッシュ」とは一体何なのか? これについてはわりと早く判明するのですが、正体がわかってからその先がまた面白いんです。本当はもっと書きたいことはあるんですが、それに関しては是非自分で見て知ってほしいんので書きません。僕も現在毎週毎週楽しんで見ているので、その気持ちを一緒に味わってほしいんです。
これだけだと、ただあらすじを紹介しただけなので何がそこまで面白いのかを物語に触れずに書きます。
まず、戦闘シーンがかっこいい。銃撃戦などは割と頻繁にあるのですが、物語中盤以降に見ごたえのある戦闘があるんです。この戦闘がかっこいい。ネタバレになってしまうのでこれ以上は書けませんがとにかくかっこいい。
そしてアッシュと、その友人との固い絆。これがまた素晴らしい。男同士の友情、いいですね。かっこいいんです。
あとはやっぱり話が面白い。30年前の作品だから古臭いのかな?とか思うかもしれませんが、そんなことはありません。普通に楽しめます。最高です。
終わりに
いろいろ書いてきましたが僕が一番言いたいことは、最高に面白いから見てくれ! これにつきます。
ただ注意点としては、若干の同性愛描写があります。いや、若干じゃないかも。ただ露骨な濡れ場などはありません。
全24話のうち現在18話まで放送されていて、物語も佳境なのですが、この先の展開が全く読めない。一体どうなってしまうんだ、といまもこの記事を書きながら楽しみに来週を待っている僕がいます。早く続きが見たい。
この記事を読んで少しでも興味を持った方は、まず1話を見てください。それでもう分かるはずです。言葉なんていらない感じるんだ。
アマゾンプライムにあるようなので会員の方はそこから見れます。会員でないかたは、分かりません。TUTAYAにレンタルとかあるのかな? 別にアニメじゃなくて漫画を購入してもいいと思います。僕もアニメの放送が終わったら買おうと思っています。